経済の中では、それぞれの分野が勢いがあり、衰退もあれば発展もある。その中で、企業同士の合併や業界再編が進められていくわけである。
諸外国の勢いがあるので、その判断をするところは急務であり国家としての利益を考えた場合、たとえ自社にとって利益がなくとも、成長が見込める分野をもった企業なら合併を進めていく必要があると思う。
その淘汰された中で、企業は必死に頑張っているのに、所得の全体平均とかいう理由で給料が支払われている団体に、国民は呆れ返っているのが現状だろう。
話を戻して、企業が合併をしていく中で、それはそれで様々な問題がある。今日は、そこの人事面のことについて話したい。
合併は、する側、される側がある。(もちろん両社が合意の上で進めているわけだが、社員の利益を考えての決断だったりする)その際の、合併後の組織態勢について大手と小さな会社であれば、大手の勢いが強く、人事面でも優位にたつ。さらに、大手社員はプライドの高い人も多く、小さい会社がやっていることを疎ましく思っていたりする。
大抵、これは間違っていて大手の方が、動きが鈍いので古い態勢でやっていたりするのが現状のようだ。しかも、オールマイティーさに欠けており、結構使えない。トラブれば対応できず、ミスが続く。
そりゃそうだ、おいしいでかい仕事しかしてないのだから。
そして、そうなった会社での一番の問題は、品質、安全面に低化。
なぜ、今まで変わらない方式で続けているのに、そうなるのか。また、そうなったとき両社の人達はどう考えているのか。
まず、管理職の人たちは、管理面ができてないと考え、いろんなルールづくりを考える。例えば、「不良品の修正報告書」みたいなもの。
それが会社内を駆け巡り、誰の責任だとか、なんで不良品がでたのかみたいなことを議論する場が設けられる。品質に限らず、安全面にかんしては「災害報告書」みたいなもの。
そして、それには小さな字でびっしりと書かれたもので、マニュアルもそうだ。
原因として計画や設計など上流にいる部署からの情報伝達が悪いとか、忙しかったとかそんな感じ。そして、現場の人間が工程が組めないとかいう話にもなる。
そんなドライなシステムがありながら、一番たちが悪いのが「コミュニーケーション不足」と言い出すのだ。そりゃそうだ。
ではなぜ、コミュニケーション不足が起こるのか。
管理職の人たちと言ったが、合併すりゃ大抵管理職は合併する側の人間が多くなる。合併する側は、会社が大きいから以外と人事展開が試験で昇進させていたりする。そうすればリーダーシップのない、管理職なのに問題が起こると部下の前でも落ち着かずバタバタししている。
長なんだから、どっしり構えて欲しいものだが、駄目だ。多分、外部の人からの評価も低い。
話は、コミュニケーション不足に戻るが、始めに行っておくと、合併される人達が、遠慮しているのだ。
作業している人を見て、「大丈夫かなぁ」とか思っても軽く
「気をつけてくださいねー」
なんて笑顔で一声かけられないのだ。
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